からだ学研究所

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明るい介護vol.2私の持病①鼻炎

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明るい介護vol.2私の持病①鼻炎

商売家に嫁いだ母には厳しいお姑さんがいた。
毎日の買い物も子供の使いのようにお金を渡され管理され夜ふたりで出かけるなんてもってのほか。。。

玄関に草履を揃え、勝手口からこっそりでかけてお好み焼きを食べにいくのが楽しみだったそうだ。

仕事も私を背負いながら自営の父の仕事をずっと手伝っていた。
そのころは九州から雇用していたので母はその子達の母でもあり毎日、賄いもしていた。
よく一緒に嫁いでいた伯母とコロッケを山ほど作っていたのを覚えている。

毎日、大勢の大人に囲まれて合宿のような生活だった。

だから両親のお気に入りの子供になりたかった。

私は生まれてから両親が夫婦げんかをしているのを見たことがない。
とってもとっても仲の良い素敵な両親だとずっと思って生きてきた。
父はいつでもスーパーマンで
家族やたくさんの従業員の困り事をあっという間に解決していく頼もしい尊敬すべき父であった。

私はそんな両親に好かれたくていつもいい子でいたかった。
小さいながらにすごく頑張った。そして褒めてもらうと本当にうれしかった。

そんな私の持病は鼻炎だった。
この「鼻炎」のこころが介護にも投影されていくことになる。
続く

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